美肌を促進する腸活とは？

身体の内側のケアも大切

肌トラブルを改善したいならスキンケアで外側をケアするだけでなく、内臓機能などの内側をケアするのも大切ですよ。肌の状態は腸内環境を表しているともいわれています。腸内環境が悪い人は肌トラブルも多いのだとか。美肌を目指して腸内環境も整えていきましょう。

腸内に存在する細菌は100兆個以上

私たちの腸内にはたくさんの細菌が存在しています。その種類は約500～1,000種類で、数は約100兆個ともいわれていますが、それらの細菌は肌の状態や体調にも大きな影響を与えているんです。
腸内細菌には腸の働きを整えて病気に対する抵抗力を高める「善玉菌」と、有害物質を作り出して腸内の腐敗を進める「悪玉菌」、健康な時は無害で善玉菌と悪玉菌の優勢な方に加担する「日和見菌」の3つの細菌があります。
多種多様な細菌が共存していますが、善玉菌が優勢であれば腸内は健康的な状態だといえます。しかし、食生活の乱れなどで悪玉菌が優勢になると腸内環境が悪化してしまいます。腸内環境が悪いと便秘になりやすいんですが、便秘になるとアンモニアや硫化水素などの腐敗物質が多く産生されるため、それが巡り巡って肌にも悪影響を与えてしまいます。肌荒れを改善したいなら腸内環境を整えて便通を良くすることを心がけましょう。

おすすめはヨーグルト

善玉菌が多く含まれている食材といえば乳酸菌が多い発酵食品です。パッと思いつくのはヨーグルトやチーズ、漬物ですが、その中でも手軽に摂取できるものといえばヨーグルトですよね。コンビニやスーパーで簡単に買えますし、種類もたくさんあるので毎日食べ続けても飽きにくいんです。腸活の第一歩としてまずはヨーグルトを食べることからはじめてみましょう！
体重を気にしているなら低脂肪のヨーグルトを選ぶと良いですよ。固形タイプが苦手ならドリンクタイプでも大丈夫です。目安は1日200グラム。朝と夜に100グラムずつ分けて食べても構いませんが、最も効果的なのは夕食後です。寝ている間にヨーグルトが消化され、乳酸菌などの善玉菌が活性化するので老廃物や有害物質の排泄が促進されるんです。夕食後～寝る2時間前までに食べると良いですよ。
また、ヨーグルトと一緒に水溶性の食物繊維が豊富なリンゴやオレンジ、オリゴ糖が多く含まれているバナナを食べるとさらに善玉菌を増やすことができますよ。果物が苦手なら寒天やナタデココもおすすめ。低カロリーなのでダイエット中でも安心です。
とはいえ、同じ味を食べ続けると飽きてしまいますよね。その場合は朝と夜でヨーグルトの種類を変えてみましょう。ヨーグルトは味や種類がたくさんあり、それぞれ効果や乳酸菌の種類が異なります。朝と夜で違う種類のものを食べることでより多くの効果を期待できるだけでなく、楽しく続けることができますよ。